よし、ほぼ治った!
ブログ書けるくらいには…(- -;)
てわけで、この前のシノドンの続きでも^^b
題名に書きましたが、シノドンってのは種内の個体差が非常に大きい種類なんスよね
例えば、タンガニイカ湖に生息するシノドンティス・ドンティ ↓
こういう褐色に黒斑が入って、ヒレのエッジが白く染まるタイプが多い気がするんスけど…(このコは顔つきがドンティっぽくないんですケド)
ウチのお店のにいるコなんかはこんな感じです ↓
んー?黒い…ひたすらに黒いナ
顔つきは間違いなくドンティなんスけど、色が…黒地に黒斑、エッジもやや薄い黒?
ゴブロニーかと思うような色してますケド、間違いなくタンガニイカのワイルド個体だしなぁ…(てか、1年以上お店でキープされてたコだし、ゴブロニーならもっと巨大化してるよネ)
タンガニイカ湖の各地にいるから、地域特変が多いってのは判るんスけど…んー、光の届きにくい深場にでも適応したのカナ?
あ、タンガニイカ湖は場所によって底床が変わりますヨ
写真で見ただけでも、細かい白砂、赤土、ゴロタ石、泥土…現地に行けば、もっと多彩でしょうネ
あと、マラウィ湖(別名ニアサ湖)のニアサエなんかも個体差がありましたね~
大人しいのか、隠れてばっかりですネ
ヒゲが白くて、顔全体にスポットが散ってますヨ
体側はこんな感じになってますヨ
細長い体型で、灰色の地に黒斑が入るのが特徴ですネ
色だけみたらサラサハタみたいダネ^^;
似た感じのだと…ニグロマキュラータス(このコは更にスポットが細かいケド)とか、アカンソミアス(大きくなるし、とにかく気が荒いらしいですネ)ですかね~
ウチのはこんな感じですケド、スポットの大きさや入り方が違うコや、メタリックにテカってるコなんかもいましたヨ(同じ店に入った数個体を見ただけでも違ったネ)
そー言えば、バテンソーダなんかも模様がワーム状になったり、スポットになったり、無地だったりしますよね~
えーと、ウチのコは…
ブラキシノドンティスなんで、ちょっと違うんスけどね…
このコはヒレを上にして泳いでいたり、逆さまになっていたりしますヨ
こんなスポット模様ですネ
無地のコもいたんスけど…シクリッドと喧嘩して☆にしちゃいまして;;
混泳は難しいですね…理想としては1種類毎に分けたいトコですけど、現実感無いハナシですよね(- -;)
あと、逆さまになると言えばヘミシノドンティス・メンブランケウス ^^b
一応、大きな個体の写真を撮って来ましたヨ
このコで30cm以上ですかね~
もう一回り大きくしたいのですが、デカイわりにビビリなんで^^;
いっつも、この定位置にいますネ
おかげで立派に伸びたフィラメントが折れてしまってます;;
電気を消したり、アタシがいない時は動いてますが…
部屋に入ると…隠れます…orz
小さい方の個体は凄い泳ぎ回るのになぁ…何故だ?
あと、同じ水槽のコンギクスや、アレステスspなんかには見向きもしないんで、性格は温和ですね~
それと、hemisynodontis menbranaceus って名前は、hemi=半分とかの意、menbranaceus=皮膜に覆われた~とか、膜質の~ から来てる通り…
他のシノドンとはちょっと違って、このコはヒゲに皮膜があるのが特徴的ですネ
さて、突然ですが、ここで問題です
下の2枚の写真は、どちらがsynodontis congicus で、どちらがsynodontis notatus でしょうか?
1枚目
見づらいですが、尾びれにスポットがあります
2枚目
1スポットタイプ…?
尾筒の辺りに小さなスポットありますケド^^;
まあ、どちらでもいいでしょうケド…^^;
一応、最初のがコンギクスですね
この写真だとベアタンク(砂とかを敷いていない水槽)なんで、色が抜けていて説明し辛いんですケド…
コンギクスは尾びれにまでスポットが入って、ノタートゥスには尾びれにスポットが入らない事で見分けられますヨ
個人的には、コンギクスの方が顔にスポットがはっきりと入るような気がするんスけど、個体差激しいのがねぇ^^;
ノタートゥスなんかは体のスポットが1~3個まで変動しますしネ
あ、notatusの名前は体のスポットから来てますヨ
notatusの変化前はnoto=印を付けるとか、記号を付けるって意味ですネ
つまり、●(スポット)のあるシノドンってコトですね~
まあ、コンギクスもスポッ入りますケド…それどころかマーブルみたいな個体を写真で見た事ありますし…(- -;)
まだまだシノドンで行くヨ
次は、タンガニイカ湖の小型種…synodontis petricola の写真ですネ
他の湖産シノドンと似ていますケド、ヒレのエッジに入る白色で区別可能ですネ
ムルチやポーリー、グラニュローサスなんかだと、背びれの後ろ側が白いのに対して…
ペトリの場合は背びれの第1条(背びれの一番前)までが真っ白ですヨ
後は、体長に比べて面長の個体が多いような…そうでもないような?
ま、慣れればなんとなくで判りますケド^^;
てーか、このコの学名ってどうかと思いますね~
petricolaを分解すると、petro=岩 と、colo=住む…etc
と言う事は、岩場に住んでいるシノドンって事かよ;
えー、タンガニイカ湖のシノドンなんか、全部当てはまるんじゃねーんスか?
いい加減だな…マジで q(- – 😉
いい加減、疲れて来た…だが続けるゾ
縞々がカワイイsynodontis brichardi!
南米のエンペラーぺコルティア似! アジアで言うと、ゾディアックローチとかボーシャ・ストリオラータみたいな?
うん、大丈夫…ワカンナイヒトノガオオイデショーネ
このコたちは、体型が細長く、よく口の吸盤で物に引っ付いてますネ
現地では流れの速い河川に生息しているそうなんで、こんな特徴になったんでしょうね~
写真にも2匹が並んでますが、このコたちは群れる習性を持ってますネ
ただ、飼い始めは白点病に弱いんで、飼育される方はご注意を;
ま、慣れれば丈夫ですし、溶存酸素の豊富な急流に生息する種にしては、酸素要求量も別に多くないんで、飼いやすいですけどね~
さて、このままだとキリが無いんで…
題名に書いた変異が少ないって話に行きますが;
観賞魚の変異ってーと、メラニン色素の欠乏なんかで発生する色彩変異とか、体型の変化が起こる奇形の一種ですよね
・体色が白くなり(血中のヘモグロビンは赤いんで、ピンクに見えるケド)、目が赤く見える「アルビノ」
コレは自然界でもよく起きる変異ですネ
正確には違うのですが、この状態に近い魚だと、ブラインドケープカラシンとか、マスタセンベルス・ブリチャージみたいな洞窟棲の魚ですヨ(こっちは目が退化してますケド)
あ、人間の場合は治療不可能な病気になるんで、不注意に話すと気分を害するカモですね;
そういった事情から、アタシはアルビノが好きではないのですが…
シノドンティス・アカンソミアスのアルビノもカッコいい個体が入荷されてましたし、アルビノ・パラキプリクロミス・ニグリピンニスなんかも、写真を見ると欲しくなるんスよね^^;
・目が黒く、体色が黄色くなる「黄変」
コレも割と見かける変異ですヨ
お店に入ってたのだと、クテノポマ・ウィークシー(↑のアカンソミアスと同じく、フィッシュマガジン2010年11月号掲載)や、ゴールデンハニードワーフグラミー、ゴールデンダルマプレコとかか…
シノドンだと、多いのはこのニグリタの黄変個体
シノドンティス・ニグリタ’ゴールデン’ですかね~
本当にニグリタなのかも?な疑惑の種類ですヨ
・目が黒いまま、体色だけが完全に白くなる「プラチナ」
アタシは、プラチナのシノドンなんて見た事無いんすけど…
プラチナのガーパイクは車の買える値段ですし、プラチナのポリプはコンスタントに入荷がありますよね~
てか、レッドテールキャットにシルバーアロワナ、アフリカンパイクカラシンにスネークヘッド…
プラチナの個体って、やたらと大型魚が多い気がするんスけど、気のせいスかね?
値段も高いんで、写真もn…あ、碧南の水族館にいたな
白いプラチナウナギ ^^b
白黒のパンダウナギは結構いるんですケド、ここの個体(確か2匹入ってたなぁ)は完全にシミなし!
いつも岩の間にいるんですケド、顔は出してくれる気がしますネ
・体長が短くなる「ショートボディ」
ショートボディパールムとか、ポリプ、オスカーなんかが一般的ですかね
コレは、人によって好き嫌いの分かれる品種ですよね…(金魚で言うと、ピンポンパールとか頂天眼、出目金ですネ)
ま、明らかに自然界で不自由な体型ですもんねぇ
とわ言え、人が飼う生き物ですんで、「大事に育てれば良いんじゃねぇの?」とは思いますケド
発色良すぎて目立ちまくりの品種改良種も沢山いますケド、自然界で生きる事を前提としていないんだから、別に問題ないのでわ?
こういうのは断固反対って意見のヒトもいますケド、ブリードしてればこんな奇形個体は絶対に出てきますヨ(- -;)
それを固定化して売り出すのは商売として当然だと思いますし、殺処分したり、動物の餌にするよりは人道的だと思うんスよね
まあ、アタシは基本的にワイルド好きなんですが^^;
一応、1匹だけショートボディがいますケド、シノドンのムルチですネ
まだ小さいんで目立たないんすけど、見たところ、泳ぎも餌喰いも問題ありませんヨ
いやー、シノドンのショートなんて初めて見たんもんで、つい買ってしまいましたね~
コロコロしてカワイイですよ?
って、↑のを見ると…シノドンにも変異個体はいると思うんスけど^^;
上記のシノドンは、ニグリタ・ゴールデン以外は大体が単発でしか来てないハズ…
アカンソミアスなんて普通のでも何年か見てないし…他のアルビノも全然見てないなぁ
ブリードの多いペトリコラやエウプテルス(フェザーフィン)にも、変異個体って殆ど聞かないんスよね~
ブリード量の多い小型種やポリプなんかと比べると、相対的に出づらいのは解るんですが…にしても流通しないよね?
こうなれば…いつか、たたき池を作ってブリードしてくれる( ̄ー ̄)ニヤリ
いや、仕事しろし ヽ( ・∀・)ノ┌┛Σ(ノ `Д´)ノ
あー、なんか名東のお店にペトリのスケルトンが入ったみたいですし…これは顔出さないとネ!(売れてそうだけど^^;)
あ、そう言えば、ウチに来て下さったお客さんからたまに聞くのが…
「魚を飼ってたんだけど少し経ったら死んじゃった」って話なんスけどネ
えーと、魚が死ぬ要因って何だと思いますか?
1:水質(PH,KH,GH,水温)が合わない
2:水の汚れ(NH4,NO2,NO3)がひどくなった
3:混泳によるケンカ、ストレス
4:病気による衰弱
5:勝利への脱出!(そして干物へと…)
んー、こんな感じですかネ
とは言え、アタシが聞いた人が飼ってたのは、コッピー(アカヒレ)とかネオンテトラみたいな強健なブリードもの…
魚を死なせちゃった経験のある方(てか、アクアリスト全員ですよね^^;)は判るかと思いますが、上記の魚種で混泳ミスはまず考えられないですよね(魚食性のピラニアとかガーパイク入れたり、メダカの仲間だからってベロネソックスいれたり、スケールイーターのファーゴ・マキュラータスなんかを入れたりしなければネ)
んで、水質変化にも、ブリードものは強い傾向がありますしねぇ
病気はネオン病とか白点があり得ますケド、ブリードものは強いのが多いですし、それなら本人も病気だと判りますしね
同じく、勝利への脱出も判りますよね(この間20cm超えのビックスケールブリキヌスが飛び出してビックリしましたよ (;゚Д゚)コエエー )
間髪入れずに水槽にお帰り頂いたんで、無事でしたがネ
ってワケで、まあ、亜硝酸とかで水質悪化したんでしょうね~
フィルターがしっかり付いていても、1週間は水を回しておかないと、ろ過バクテリアが繁殖していないんで、ろ過しきれないですからね~
いや、アタシは立ち上げてすぐに魚投入しますケド^^;
その場合、最初の1週間は毎日の水替えが必須!
1/3換水でしのぐのがアタシのやり方ですネ
特に、置き易いからと小型水槽を選ぶと、水量の少なさから水質悪化し易いんで、換水をマメにする必要がありますね~
この間なんスけど、お客さんに「30cmキューブ程度の大きさなら、2~3日に1回は水替えが要りますネ」って話をしたら、ビックリしてましたね~(そりゃ、面倒ですよね^^;)
なんで、初心者サンには60cmレギュラーの水槽から初めて欲しいもんですネ(安定化し易いし、流通量が多いんで安いからネ)
あ、なんか聞きたい事(イチゴでも魚でも)あったら聞いて下さいネ?
っと、長くなると読むのもメンドイでしょうから…
ここいらで失礼しますヨ^^;
勝利への脱出!! ⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ ズサーッ!!
⊂ ⌒~⊃。Д。)⊃ ピクピク
↑酸欠