こんちわ~
色々と忙しくなってきたのですが、所属するイチゴ部会の研修会に参加してきましたヨ
とは言え、今回は西尾の生産圃場を見に行って来ただけなんですケド^^;
今回のテーマは、天敵と気門封鎖型農薬によるハダニの防除事例…って感じですかね~
ぶっちゃけた話…ウチのやり方もほぼ同じ気がするんスけどね^^;
いや、向こうじゃあ使ってる薬がトモノ○ル?とかいうオイル系のだそうですネ
まあ、各々特徴はありますが、殺虫効果にさしたる違いはなさそうですケド
えーと、そんでですね~
普通の人は見ないモノが撮れたので、ちょっとご紹介でも…と思います
中心の赤いのが、ダニ捕食性のダニ…チリカブリダニ、商品だとスパイデ○クスですヨ
…拡大鏡越しの写真なんで画質は悪いデス;
一応、そこそこの視力なら肉眼でも視認可能ですネ
このカブリダニの仲間ですが、ハダニに対して摂食行動を示しますので、薬の代わりに圃場に散布する所も多いですね~
因みに、摂食と言っても、ゾンビよろしくガジガジはせず、セミやチョウ、エジプトの超人みたいにストローで吸汁する食べ方ですヨ
上の個体は吸汁前なんで痩せてますが…
この個体は捕食の真っ最中ですネ
で、丸く膨らんでいるんスけど、解りますかね?
中央にいる赤いのがチリカブリダニで、その左上にくっついてる黄色っぽいのがハダニ(体に黒い線が入ってるので、正確にはナミハダニ)ですネ
一日に20匹程度は食べるとか聞いた気がしますし、中々に優秀な社員ですヨ
で、このチリカブリダニ+αでハダニの密度を抑えるワケですね~
ポイントになるのは、全滅は不可能であるコトですねぇ
増殖スピードに優れるハダニを全て食べ尽す、なんてのはさすがに非現実的ですからね~
それより、ハダニ(エサ)がいないとチリカブリダニは餓死してしまいますし、彼らもそこまでバカでは無いでしょう^^;
ま、コッチも我慢強く待たなければいけないってのもポイントですネ
導入後すぐにハダニが減るわけじゃないんで、捕食性のダニが増えるのをじっと待たなければいけません…
この期間に普通に薬散するとアウト、なるべくかけずに、殖えて来たら影響の少ないモノを、と言った使い方をしないといけないんスよね~
そん時に有効なのが気門封鎖型農薬!
今回聞いた話では、オイル系農薬を使った後、ハダニはほぼ死滅していたが、カブリダニは50%は生存していたそうな
多少の犠牲は出るハズですが、50%か…週1か2週に1回には抑えないと、カブリダニの方も増殖出来ないカナ、これは?
モノによっては花に薬害が出るって話も聞きますケド、使い方次第ではいいんですよネ
まあ、ここまで書いてなんですが…普通の方には一生縁の無い話でしょうね~(笑)
てなワケで、現在のイチゴの状況でも~
こんな感じで、幾らかのイチゴが赤らんできましたヨ
出荷メインの方は、もう出荷し始めてるみたいですが、この時期はあんまし値段が…ねぇ
ま、アタシはイチゴ狩りにここら辺の一番成りを持っていきたいんで、少し遅めになるようにしましたヨ
今年は捨てるロス果をどんだけ減らせるか…ってのを目標にしてますんで、お越しになる方は沢山食べて頂けるとありがたかったりします^^;
てか、小さいの食べて数を稼ぐのも否定はしませんが…そっちのが損してると思うんスけどねぇ
別に、何百個食べたとかどーでも良くないスか?
量食べるより、美味しいのを食べた方が良いと思うのですよ、アタシは
まー、最終的には個人の勝手だとは思いますケド、アタシ的には大きいのがおススメですね~
てなコトで、12月17日からイチゴ狩りはスタートしますんで、ご予約の方をよろしくお願いします~
でわでわ~ノシ
(つかさ、小さいの食べるならそこら辺の日にち経ってる安物でも良くね?どのみちそういうのって練乳…砂糖の塊を付けるんだしサ^^;)