2018年3月21日 水曜日 いちごについて, お知らせ

イチゴの成長予測には有効積算温度……だけでは語れないのが難しいのな^^;

てなワケでこんちわ~^^ノ

前に言った通り、久々に同人誌を買い漁りに行って栄養補給してきたヨ♪

(因みに、最近は2次創作よりオリジナルのが好みダネ)

まあ、そっちの話は置いときまして~

今日はイチゴの色味(熟れ)について説明しましょうかねぇ

 

イチゴが熟すためには何が必要か…お分かりですかね?

ま、表題にあるだろうボケェ!ハゲェ!

と言われる前に言うと、有効積算温度なんですケドね^^;

詳しく言うと、実の成熟に有効な温度帯があってダネ

このイチゴの生育に適した温度である「有効温度」は約5℃~25℃

(品種間差異があるんで、この温度は一例ね)

1日の温度から、この範囲での最高・最低温度を調べて、その平均温度と時間を使うと算出されますヨ

まあ、話すと長いんで興味のある方はご自分で調べて下さいネ

 

 

そいえば…12月だか1月だったかのTVですケド

栃木の農家サンが12月初め?の低温で色むのが遅れた…って言ってたんスけど、そんな寒いんかな?

イチゴのハウス栽培だと、気温は最低が5~10℃を維持出来るようにするワケでして

んで、最高・最低気温の平均気温を取って有効積算温度を推定していくと大体の色づきが分かるから…

えーと、アタシの場合10℃~25℃条件下にしてるんで、約34日ダネ

 

 そして、これが寒い地域で5℃~20℃でハウス内温度が推移しているとすると…

ふむ、開花から約48日で収穫可能なのな…確かに、2週間の違いはデカいナ;

まあ、どちらであっても開花期が10月後半…遅くても11月上旬だとすれば

12月頭~12月20日には1番果が収穫可能、ってコトになるんだけどネ

ウチの場合、開花日は10月末で温度も有効積算(平均)で17度以上あったから、12月頭には出荷可能なイチゴが出てましたネ

 DSC_1398

 

 

 

 

 

これが12月1日の様子で

2017.12.15 イチゴ粒

 

 

 

 

 

 

 

コッチが12月 15日のイチゴですネ

なんのかんので、知多半島なら12月中旬には良い感じになるみたいですワ

 

 

はてさて、そんでは栃木はどうなんでしょうかね~

栃木の気象台が録ってるデータによると…あー、結構寒いナ

宇都宮で12月1週の平均気温が6℃弱、2週目入ると4℃弱って感じか

東照宮のある日光とかだともっと寒いからなぁ…

常滑(セントレア)だと前者が9℃強、後者が7℃弱だったし、平均値だと3℃程度の違いがあるみたいダネ

 

っても、コレは1日の平均気温の話…最高気温を見ると実はそう違わないのな;

宇都宮に於ける最高気温の平均は、1週で11.4℃、2週で10.2℃

常滑(セントレア)の最高気温平均だと、1週で12.2℃、2週で9.7℃

むぅ…最高気温の平均だとあっても±1℃

てーか2週に至ってはコッチのが寒いのか(セントレアだもんで強風+曇天で冷えたんカナ?)

 

 

さてと、でもまあ…イチゴはハウス栽培だからなぁ

ビニルハウス内で栽培してる場合、最低気温は5℃以上でキープしている筈ですよね?

で、日平均気温が下がる要因は夜間(10~12時間)の気温!

当たり前ですケド、日の当たらない夜間は10時間以上ずっと寒いんもんネ

て―ことは、その間を暖房機で加温すれば最低気温はそこまで下がらないハズ…

後は…日照条件が普通なら、ハウス内(日中)の温度は25℃超えるだろうし、悪くても20℃までは上がるナ

実際、ウチのハウスは気温が10℃以下でも、日照が確保できる日は25℃なんぞ軽く超えて30℃近く上がりますネ^^;

てか、換気扇とか使わないと暑くて駄目だし、有効積算温度の範囲外まで上がってるし(汗

 

そうなると、今年のイチゴ不足…色むのが遅い原因は温度条件だけでは無いと思ってしまうんスよね~

植え付けなのか?その後の肥培管理か?

そもそも苗の質か?土中の水分量?そこからの根痛み?

CO2濃度は適正か?クエン酸サイクルを回すアミノ酸の不足か?

…正直 、加味しなきゃならん要因を挙げるとキリがないネ

 

ま、そうは言っても地域差があるしナ

岐阜県でも寒いところはハウス栽培出来ないくらい寒いって聞きますし…

栃木になると日中も温度が上がらないってコトなんでしょうねぇ(- -;

でもまぁ、温度以外にも原因が無いか、きっちり精査するのは重要だと思いますケド

てか、栽培管理は毎年進歩してますから、専門家と話すといつも勉強になるんスよね~♪

(個人的には品種改良とか遺伝子解析してる人と話したいナ^^)

(なにせ栽培イチゴは8倍体!人間やレオパが2倍体だからその4倍の染色体!!)

(その2倍体ですら遺伝法則が完全解明されていないんだから、イチゴの遺伝子なんて分かんないコトだらけだよネ)

(あげく2倍体の野生種と交雑・倍化させた10倍体品種まである始末!!)

(なんてクソ面倒で面白い植物なんだ…品種改良の可能性は∞ダヨ!!)

…これはダメだ、話そうとすると止まらんわ^^;

ま、イチゴの栽培は日々勉強ってコトですヨb

 

と、そんな感じに試行錯誤しながらやってますワ

だもんで、4月以降のイチゴ狩りも宜しくですよ~ノ

そんでわ~ノシ

 

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