2019年1月31日 木曜日 お知らせ, 化学に関連する話

センター試験も終わったし…少し農薬の話でもしようか

ていう感じで、こんちわですノ

今年のセンター試験は割と平和に進んだ感じですかね?

ここら辺は雪も無かったですし、寒いっても知れてますしネ

ま、学生諸子はこっからA日程・B日程まで油断は禁物なのですケド^^;

(因みに…この時期に入ると学校の試験で勉強しなくなる奴が出るので、真面目にやると学年順位が上がのよねw)

(なにせ、テストのアベレージが80後半でも学年20位以内に入れた位だしナ)

 

まーそれはともかく、なんかニュース見てたらカントー地方のイチゴ農家がやらかしたみたいダネ

市場出荷したイチゴから残留農薬が検出されたそうで、他の農家からしたらクソ迷惑な話ですよねぇ

検出された成分は出てたんでどんなもんかは分かるケド…

ふーむ…IGR系と有機リン系の薬剤か

有機リン系の方はこの時期使わないハズだよねぇ…ミツバチにも影響があるし、てか植え付け前に使うもんだし

ま、IGR剤の方はこの時期でも使用可能、ヨトウガ(の幼虫)やアザミウマの脱皮阻害をするもんだし

っても、検出されたってコトは規定量より多く使ったんかねぇ…

(ここら辺は4000倍希釈とかかなり薄めるの多いからナ)

私見になりますケド、農薬と言っても化学物質なんだから、いい加減に使う人間はいちゃいけないと思うんスけどねぇ

講習会の義務付けや取扱資格者制度の導入が必要では?と感じる問題ダヨ…全く呆れるナ

 

んー、少し今回の農薬について話を広げてみようか…

有機リン系農薬ってのは文字通りだよね、有機リン化合物の一種…分子中にPを含む化合物ダネ

元は大戦期のドイツで開発された農薬で、こっから神経に作用する毒ガスが作られたのも有名な話よね

ほらサリンとかソマン、タブンって言った神経ガスの元ダヨ

作用機構は分かり易くて、神経伝達物質であるアセチルコリン…こいつを分解するコリンエステラーゼの働きを阻害するコトによって筋収縮を起きっぱなしにする

その結果として、体の各部で筋収縮が収まらずに呼吸困難などを引き起こす、と言う作用ダヨ

(まー、細かく言うと…シナプスから放出されるアセチルコリンに似た構造を持つ有機リン化合物が毒ガスであって)

(本来アセチルコリンを分解する酵素、コリンエステラーゼと先に結合する為にアセチルコリンが分解されなくなる)

(アセチルコリン受容体に結合したアセチルコリンは筋肉を収縮させる命令を発して、それをコリンエステラーゼが分解して命令を止める)

(神経ガスはその酵素の働きを阻害するのだから、筋収縮の命令を止められなくなり痙攣等を引き起こす…となるネ)

(因みに「○○アーゼ」とかが名前に付くのは酵素だったりする…ジアスターゼとかアミラーゼみたいにネ)

 さて、じゃあ有機リン化合物は危険な物質なのか?と言うとそうでもない

農薬・家庭用殺虫剤・難燃剤・可塑剤にも利用されていたりするのが証左だよね

っても、有機リン系農薬だと一昔前には毒性の強いモノが使われてた歴史もあるのよね

今は規制が厳しくなったんで大丈夫なハズだけど、アホが高濃度で使えば中毒症状は出るかもねぇ…

まー、その場合は使用した本人が中毒症状を出すんだけどナ(笑)

とは言え、薬は使用時期・希釈濃度を守って初めて薬となる化学物質…今回の残留農薬についてよろしくないのは確かダネ

 愛知県の市場でこんなアホな事件は起きないで欲しいと願うばかりダヨ

 

んでわ、次にIGR剤…この系統の薬はキチン質の合成を阻害したりする作用があるのよね

そうなると、昆虫の外殻を構成するキチン質が作られなくなるのだから、脱皮不全が引き起こされるわけダネ

爬虫類にとって脱皮不全は病気であるのと同じく、昆虫も脱皮が出来ないと死に至る

これを利用したのがIGR系の薬剤で、特定の昆虫にのみ選択的に作用するので有用昆虫に影響が少ない(ほぼ無い)のが特徴ダヨ

実際、農薬に弱いミツバチにもほぼ影響無いし、天敵にも問題無いのよね

ま、効くのもヨトウ(アオムシみたいなの)や若齢のアザミウマとか限定的なんだけどネ^^;

ハダニとかも脱皮はするケド、作用機構の違いとかでIGR剤は効かんからねぇ

…つーかここら辺の薬って低濃度でも十分効くハズなんだけど、なんで高濃度施用になったんだろ??

コッチの薬は収穫前日まで使用可能なもんばかりだしねぇ;

まぁ、くどい様ですケド…薬の適切な使用を徹底的に叩き込む必要がありそうですネ

 

 

さて、辛気臭い話はコレで止めときましょうかね

少しだけ、まだ見せてない植物でもいっときますかね

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Furtadoa sp. North Smatera

比較的分類の新しいフルタドア属の1種だそうで

ぶっちゃけてしまうと情報不足^^;

ホマロメナと似るがスマトラ島の局所分布だったり、肉穂花序に特徴があるみたいだけど…

見たことのある個体自体が少ないからなんとも言えんわね

花が咲けばそれも参考になるんスけどねぇ…

んで、このコは去年(2018の2~3月?)買った個体ですネ

てか、大きくなって根も張ってきたんで、先端を切って差し戻しで殖やした個体ですネ

丈夫でそこそこ大型化するし、根張りも良いんで殖やすのは簡単だと思いますヨ

ワイルドの採取便で何種類か入ってるらしいんスけど、あんまし見かけないのが難点ですよね(´・ω・`)

 

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Schismatoglottis sp.(Silver line)

ま、スキスマなんでサトイモ科ですよね

よく見るロザオスパサと比べると葉も株も大きめですネ

因みに、シルバーラインで流通してるのには何タイプかあるみたいスね

このコは葉の中央を挟むように白い斑が入りますケド、中央のラインに白が入る-種も同じ名前であるしなぁ

正確な同定もしたいケド…んな時間も技術も無かったり(ノД`)・゜・。

 

 

といった所で、今回は失礼しますヨ

まだまだ受験生には気の抜けない時期が続きますケド、真面目にやれば必ず身になるコトですし、適度に頑張ってほしいものダネ

あー、そいえばイチゴには風邪予防に効く成分が含有されてるとかなんとか…

ご入用の際にはイチゴ狩りの他に直売もしてますので、よろしくですヨ

んでわ~ノシ