さてと、母の日が近くなると花屋に行きづらいので困るんですがねぇ^^;
この時期はアジサイとかカーネーションばっかり売ってますケド…品種改良が盛んでいいスね~
んで、バラ・カーネーション・キク類は三大花卉と呼ばれる人気種ですが、生産量が日本一なのはドコでしょうか?
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ま、「愛知県」なんスけどネ!
特に渥美半島が多いですが、知多半島なんかでも電照菊が盛んですね~
バラとカーネーションはお祝いで使われるのに、ナゼに菊だけは葬式とか仏花なのか…(- -;)
どれも花弁が多くて華やかなのが人気の理由なんスかねぇ…アタシは小さくてこじんまりしたのが好きですケド
サギゴケとか、手前から桃色・白色・菫色なんスけど…反射でみづらくてすんませんm( )m
あと、ジャコウソウなんかも開花してたので上げときますヨ
2.5寸のポットより小さなポットに入ってた苗が約半年でこんだけ広がりました!
さすがにハーブの仲間、強いですね~
あ、このコはタイムの仲間でして、似たのだと伊吹山にあるイブキジャコウソウなんかもありますネ
下の写真ですヨ
左から、ジャコウソウ・イブキジャコウソウ・同種の斑入りですネ
なんとか法面(畑の傾斜地)をこのコとかで埋めたいですね~(必要分を買うとなると、えらいお金かかりますので、自家増殖で^^;)
そして、母の日に多く見られるもう1つ…アジサイですヨ
お店で売っているのだと、ガクアジサイと山アジサイ、柏葉アジサイくらいですかねぇ
前者2つは日本原産なので、集めてますが…集め出すとキリがないですね~
海外で品種改良されたモノも多いガクアジサイは英語名とかファンシーな名前の品種が多くて、栽培も簡単ですし、女性向けだと思いますので、母の日なんかはコレが多いですよネ
対して、山アジサイなんかは冬の間は見るも無残なショボイ姿ですし、なんか弱弱しい印象が…
まあ、品種名が中二的日本っぽいんで集めがいがありますケド
えーと、左はガクアジサイ(ペガサスだったな…)でして、右のは山アジサイ(土佐の暁)ですネ
ガクだと「マジカル」とか「ダンスパーティー」とかありますし、山の方は「藍姫」 「桃香村」「伊予の五月雨」とか、開花しないと似たような感じですケド^^;
もう少しして、花が咲いたら画像上げますわ
それと、アジサイは学名だとハイドランジア(Hydrangea)なんスけど…この場合ラテンではなくギリシア語起源なんスよね^^;
まだ、言ってなかったんスけど、学名やら科学関連ってのは、結構ギリシア語が使われてるモノも多いんスよね;;
例えば、HydrogenとかOxygen(水および、酸を生み出すモノ)とか、エネルギーはエルゴン(仕事とか働く力だったかと…)が元ですし、原子を指すアトムなんかは、アトモス(分割できない)が語源ですねぇ… あ、もう聞きたくないスかね?
そうですねー、先回のブログに原子・分子について話すって書いたんで、少し話しますかネ
~ 化学史の基礎~
さて、原子や分子って言われて直感で理解できる人は…理系アタマの人と言うべきか、授業を聞くだけでおkですよネ!
アタシは元々が文系脳なので、そもそも「原子」「分子」ってなんなのさ?ってなるワケですね~
そこで、化学史の基礎と、ギリシア語やらラテン語の出番ですヨ
まずは順を追って、プルースト氏の「定比例の法則」に始まり、ドルトン氏が「倍数比例の法則」を発見し、同氏が倍数比例の法則から発見したのが、「ドルトンの原子説」ですネ
「定比例の法則」ってのは、「化合物を構成する元素の質量比(重さの比較)は、産地・製法に関わらず一定である」って理論ですねぇ
~ あぁ、物質の分け方は「純物質」と「混合物(2種類以上の純物質が混ざったモノ)」に分かれて、純物質はさらに、「単体(1種類の元素で構成されるモノ)」と「化合物(2種以上の元素が一定の割合で結合しているモノ)」に細分化されますヨ
単体は、水素とか、ネオンとか、アルミニウムとか、金とかの周期表に載ってるモノですネ
化合物は、CO₂(二酸化炭素)とか、H₂S(硫化水素)とか、CHCl₃(クロロホルム)とか、複数の元素を結合させたモノなんで、上げるとキリがないですヨ
混合物と言うと、例えば、海水はH₂O(水)にNaCl(塩化ナトリウム)や、各種ミネラル、少量ですが金とか銀も溶け込んでいるので、混合物ですネ
他にも、空気はN₂(窒素)、O₂(酸素)、CO₂(二酸化炭素)、Ar₂(アルゴン)なんかの混合物で、化合物との違いは、結合しているorただ混ざっているってコトですかネ ~
図にするとこんな感じネ!
んで、質量比が一定ってのはですね…
例えば、H₂Oならマラウィ湖みたいなアルカリ性の水でも、田沢湖みたいな酸性の水(正確には、引き入れた玉川が強酸性)でも、単離された水素と酸素の質量比は1:8になるワケですネ
なんでか?って言うと、水素の原子量は1.0で、酸素は16.0ですよね?
てーコトは、H₂OのH₂は質量が2.0で、Oは16.0となって、質量比は2:16 通分して→ 1:8 になるハズなんスよね~ってコト
あ、マラウィ湖かニアサ湖かは国によって分かれますヨ(領土問題も絡みますネ)
なんで、固有種にシノドンティス ニアサエとかいるんだゾ!
田沢湖は秋田県の湖で、近年、西湖で生き残りが発見された「クニマス」の本来の生息地だネ
発電所やら農業用水の整備とかで玉川の水を入れたみたいなんスけど、Ph1~3位の強酸性の水(玉川温泉とかの水)なんざあ入れたら...
大概の動物はPHショックで死ぬでしょ、フツー
中和作業はしているみたいスけど、今後はこんなコトが起きないようにしてほしいモノですヨ(- -;)
「倍数比例の法則」は難しい説明がされますが、端的に言えば、「2種類の元素で構成される化合物の、元素Aと元素Bの質量比は簡単な整数比になる」ってコトですかねー(まだ解りにくいカナ)
CO₂は炭素と酸素が1:2で結合していますが、当時は原子・分子なんて発見されていなかったので、質量比で検証していたんでしょうねぇ
この場合、Cは12.0でOは16.0だから、CO₂から分離された炭素と酸素の質量比は 12:32 → 3:8 になって...
さっきのH₂Oなら、1:8になるワケで、どれも端数が出ない(0.Xみたいなのは無く、割り切れる)整数比になるってコトですヨ
そして、なんで整数比になるのか?を解明したのが「原子説」ですよね~
ドルトン氏は、「物質を細かくしていった時、それ以上は分割できないという状態になった最小の粒子がある」と考えたワケですネ
そして、その粒子に「アトム(原子)」と名付けたんスね、「分割できない」って意味のアトモスを語源にしてサ
その後、「気体反応の法則」をゲーリュサック氏が提唱した時に...
↑は「同温・同圧下では、反応させた気体A・Bと生成された気体Cの体積比が簡単な整数比になる」ってのですヨ
水素+酸素→水蒸気(水)の体積比が2:1:2 になるという事も示されたのですが、同体積中に同数の原子が存在するとしたら、コレが説明できない...
2H+O=H₂O となると、体積比は2:1:1になってしまうってコトっスね
んで、原子単体ではダメか...では、2人ならどうかな?
って考えたのが、アノ有名なアボガドロ氏なんスよね~
そう考えると、2H₂+O₂=2H₂O となって、体積比が2:1:2になる!
という事は、コレならゲーリュサック氏の説とドルトン氏の説が両方カバーできるゾってコト
図にすると、こういう事ネ
そして、この原子が2つひっついてるモノを分子と名付けたのですが...
分子は英語でmoleculeでして、コイツの語源はラテン語なんスよね^^;
moles=量とか塊の意味、てーコトは、「原子のかたまり」って意味で分子(モルキュール)って命名したんスねぇ
で、この「アボガドロの法則」をメンドクサイ書き方すると、「気体は、同温・同圧下において、種類に関係なく、同体積中に同数の分子を含む」となるんデスね^^;
てなワケで、原子は元素の(一応の)最少単位(アトモス)であって、分子はその原子の集まり(モレス)というコトですネ
追加で言うと、分子は、物質の性質を失わずに分解できる最小単位と言えますヨ!
って、あー、メンドくさ...行数くうわー
まあ、実際には、原子を分解すると原子核だとか、陽子・中性子・電子とかに分けられるんスけどね~
そうなると、原子番号とか質量数とかの話になるんで、また今度にしますかネ
さあ、台風が来るとビニルハウスがヤバイんで(笑)
今から対策して来るゾ!でわでわ~ノシ