カテゴリー : 植物について(主に熱帯植物)

2021年1月11日 月曜日 化学に関連する話, 植物について(主に熱帯植物)

久々に微量必須元素の座学と行こうか

つーワケでこんちわノ

あーいや、明けましておめでとう御座います

今年も宜しくお願い致します

…まぁ、正直そんな気分じゃ無いケドねぇ(- -;

去年からCOVID-19の感染拡大が止まらんのが困りものダヨ

客足が伸びないのは当然か、そんなら休業要請してくれた方が有り難いのだがね

いやマジで、一日4万円でも文句言わんと休業するから補償を頼む

(…イチゴ狩りの用意しながら出荷とか無理だから、状況次第ではイチゴ狩り止めるという選択肢も現実味を帯びてきたナ)

んで、その感染症対策についてリンク貼っときます↓

※重要 <COVID-19(新型コロナウイルス感染症)に対する対応> ※

あ、現在イチゴはこんな感じですネ

頂果~2・3番果が採れて、ようやく小型化してきたかね

っても特大~大サイズが限界で、小で作れる様な小さいイチゴはまだ少ない^^;

イチゴ狩りは無理かもだけど、直売のご予約とか頂けると助かりますのでお願い致しますm( )m

 

 

さて、新年一発目につまらん肥料の話をしようかネ

三大必須元素N・P・Kと…微量のはMg・Caで終わってたか

んじゃあ残りの非金属元素B・S・Clダネ

 

B…ホウ素、第2周期にある13族

原子番号5番で原子量は約10.81、語源はアラビア語で「白いもの」を指すBuraq(英語だとBoronだが)

ゴキブリ駆除剤としてホウ酸団子に使用されたり、ホウ酸塩は防腐剤・防虫剤として塗料にも混ぜ込まれている

(原理は未だに未確定らしいが、脱水や代謝阻害?を引き起こさせるんだとか)

(人間は摂取しても腎臓で排出されるから無害だが、昆虫や菌類はそういう排出機構が存在しないから毒になり得ると言うトコロが面白いネ)

(ま、ぶっちゃけた話…嫌気性菌とか原始的な生物にとっては酸素でさえ毒だもんな^^;)

それに、硼砂なんかは洗濯糊と混ぜるとスライムが作れるし、単純に洗剤にも利用できる

後は、耐熱ガラスにも熱膨張を抑える目的でホウ酸が利用されているし、中々生活の役に立っている元素と言えるネ

 

植物についても、微量ながら必須の元素ダネ

ホウ素が不足すると、黄化したり成長が止まる

但し、過剰に供給すると褐変症状が出たり白化する

ホウ素単体では自然界に存在しないのに、肥料として与え過ぎると過剰症が出る…実に興味をそそられるヨ

ま、イチゴを栽培する上ではまず出ないケドな(笑)

 

 

次にS…硫黄だぁね

第3周期の16族で原子番号16番、原子量は約32.06

語源はラテン語で硫黄を指すsulphur(英語も同じくsulphur…クリストロンはサルファフナーだがな)

SはOやNなんかと同じように、化合物の性質を変える元素だったりする

硫化水素、H2Sなんかは分かり易いか…水素を吸ってもまー死なないが、硫黄が1コ引っ付くだけで毒性が大きく高まる

温泉の匂いと言われるのは硫化水素等火山性ガスの匂い

(腐卵臭とも言うが、事実卵にも硫黄が含まれていたりする)

有名な話だが、空気より比重が重い為に窪地等に溜まり易い

だもんで、火山や温泉地近くの森なんかでは窪地は避けた方が良いネ

硫黄の実用性と言えば、天然ゴムに混ぜて弾力性を高めたのがタイヤだそうで

…なんでそんな事思いついたのかと感心するヨ(発明したのはグッドイヤー氏だったか?)

 

あ、植物だと硫黄の欠乏症も過剰症も通常出ないネ

一応症状は確認して知ってるケド、見た事ないし別に気にするもんでも無いから割愛(笑)

てか、農薬として使われてたからな…硫黄

硫黄石灰合剤とか、硫黄燻煙剤とかダネ

ビニールを痛めて劣化を早めるから、上の2つは現在あまり使われていないハズ

今も使われてんのはアン○ラコール(プオピネブ剤)やジマンダ○セン(マンゼブ剤)か

構造式は全然違うケド、どちらも似た様な元素で構成されてるし、作用も植物体表面の保護と同じ

硫黄自体が広範囲の菌に殺菌性を持つから、他にも農薬として利用されてるナ

 

 

後はCl…塩素

第3周期の17族、原子番号17番で原子量は約35.45

語源はラテン語で黄緑色を指すChlorosから

塩素ガスは黄緑色で空気より重い、ついでに毒性も高い

(塩素系漂白剤と酸性の洗剤なんかにある「混ぜるな危険」はコレが発生する為)

(自然にある塩素原子が2つ引っ付くだけで呼吸困難・肺水腫・死亡を引き起こす有毒ガスが発生するワケだぁね)

(しかも重いから、窓を開けても中々出て行かない…悪用しちゃ駄目だゾb)

塩素単体で見ると、ハロゲン族の元素なんで電子を奪いとる力が強いよね

酸化力が高いから殺菌・漂白に使われるとか、化合して塩を出すって性質は有名だから別に言うまでもないかねぇ

一応…ハロゲンとはギリシア語のhalos(塩)+gennaoとかgenes(作る)

halosは英語のhall(空間)と繋がっていて、岩塩をくり抜いて空間を作っていた事からhalos→hallとなったとか

gennaoはoxygenやhydrogenの語尾にも使われており、~を作り出すの意味を持つ…ゲノムなんかも同じ由来

因みに、オゾン層破壊の実行犯は塩素

昔の話だが…フロンガスがオゾン層に良くないという話と共に、そこに含有されているフッ素が悪者扱いされた時があったネ

実際のところは、フロンガスに含まれる塩素の方が上空で分離されて、その塩素がオゾンを分解していたと言う話ダヨ

んで、現在特定フロン(CFC=クロロフルオロカーボン)は規制され、塩素を含まない代替フロン(HFC=ヒドロフルオロカーボン)が使用されているが、フッ素は悪者にされてとんだ迷惑だったと言うワケだ

 

そんな元素だし、植物では欠乏症・過剰症共にまず見ない

通常の圃場では考えられないから、症状や対策もほぼ無い…てーか必要ない

敢えて言うなら、水道水使ってんなら塩素濃度に注意しとけって位か

水道管理の職員サンがヤラカさない限り、んな高濃度になる事は無いケドな(笑)

 

 

よし、つまらん話はこれで終了

そう言えば、去年はベゴニアの葉っぱから行う増殖にチャレンジしてみたんダヨ

こんな風にバーミキュライトを水で湿らせて、上のラップには針で穴開けて通気性を確保

ベゴニアの葉っぱに対しては葉脈に切れ込みを入れて発根・発芽を促しておく

後は何日か置きに適度な霧吹き、ライトは事務所の蛍光灯のみ

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで新芽が展開して来て一安心

B.セラティペタラも何とか増殖が成功しそうな感じダヨ^^;

まー、ベゴニアを簡単に殖やすなら挿し木(さし芽?)で十分だけどナ

(実際一昨年はそれで殖やしてお店に持ってったしな)

 

 

 

 

 

 

B.ポリロエンシスはこんな感じで増殖中、伸びた親株の茎を2~3節で切って差し戻しするだけ

っても、地上部の節間に葉が無いと駄目で、その付け根から新芽が展開してくるネ

このポリロエンシスは親株買ってから3年は経つから、株の更新も兼ねた増殖だぁね

てか、ベゴニアは日本にも協会があるし、本も出てるから情報があって助かるわ

他の熱帯植物なんて詳細を書いた専門書ないから、イベントで変態上級マニアの話を聞くのが一番為になるからナ

早く感染症が収束して、イベントが開かれるようになって欲しいものダヨ;;

 

長話で疲れたんで、今日はこれで終わりにしよ

ほんじゃノシ

2020年5月24日 日曜日 お知らせ, 植物について(主に熱帯植物)

無事ではありませんケド、今期の営業も終了ですね<m( )m>

ジャム用なんかのモラトリアム期間も含めて、今期のイチゴ狩り・直売も終了となりました

ぶっちゃけた話…COVID-2019のおかげで後半ほぼ自粛してたんで、今期の営業利益は散々だぁね(- -;

こちとら12月~5月の季節モノでやってるから大変なのに、愛知県の休業要請には入っとらんでかんわ

一応、電話は繋がんないしメールで問い合わせもしたんだがねぇ…(4月末くらい)

忙しくて個別に返答出来んと言うのは別にいいケド、県のHPにも未だ記載が無いんで判断に困るヨ

 

まぁ、それはともかく…今期もありがとうございましたm( )m

現在は今年用の苗を作ってますんで、また12月にはイチゴ狩り・販売が出来る予定となります

正直病気の感染状況次第で営業自体が不安ですが、収まっていれば来期もお越し頂けると幸いです

それでは、また来期もよろしくお願いいたします

 

 

 

 

 

業務連絡はこれにて終了…少し適当にダベりたいと思いますヨ

と言う事で、良い感じに育ってる植物でも載せとこ 

 

 

 

 

 

 

 

 

コレなんか色が出て来て良いネ

Piper sp. Iryan jaya の名前で買ったピペル

増殖させた個体になるからまだ小さいケド、黒っぽく見える暗緑色にピンクの斑が綺麗ダネ

但し、成長速度がえらい遅いのが気になる…培養の腕が悪いと言われればそれまでだがね

(同条件で育ててる Piper sp. Langwawi なんかはデカくなるのにナ?)

あ、コッチがsp. Langwawi の増殖株ナ

葉もパリっとしてるし、茎からして硬くて伸びて強そうで…実際強い^^;

このコは緑地にピンクの斑…と言うか、葉脈で区切られた中に無数のドットが入る感じで良いネ

育成も湿度さえ保っておけば簡単だし、割に綺麗なのがお気に入りダヨ

 

それから、水中葉で来てた変なシダとか育ってきてたかね

シダsp.Inanam で購入したシダ植物

株を分けて水中と水上で育てた結果…写真の通り、水上のが良く育つと思われるヨ

4月過ぎから水上葉が展開し始めて、展開速度もなかなか速いネ

てか、ここまで育つとは…穴あき溶岩石に水苔と突っ込んだのは悪手だったか;

プラケに水苔を敷き詰めて、そのまま植える方が殖えるよなコレ(´・ω・`)

(因みに…水中は光量・phの関係もあるだろうケド、月1枚とかだし捻った変な葉になるから調査中ダヨ)

 

あー、他にもディオスコレアが蔓伸ばしたりとか色々あるんだケド…それは今度でいいか

そんでわ、またノ

 

 

2020年5月9日 土曜日 植物について(主に熱帯植物)

んー、イチゴの販売も5月12日で終わりにしますかね…だが趣味の植物は世話しなきゃ

日中だけとは言え、クソ暑い天気が続きますネ

イチゴも日々熟していくので処分が大変ダヨ;

と言うか、こんだけ暑くなるとイチゴの直売も来週までにした方が良さそうだぁね

軟らかいし、個人的に納得出来るものが少ないし(´・ω・`)

そーいう事で、今年の販売は5月12日で終了となります

ご入用の方はお電話にてご予約の方お願いしますネ

(てか、章姫は4月以降の出荷無理だわ、柔らかすぎる)

つかホント、今年はハウスの中が異常に暑すぎる(汗

この時期としては異例の暑さじゃないカナ?

熱くてまともに作業やってやれんし、インぺルなんとかlevel4焦熱地獄かよと言うレベル

これでアタシも5000万ベリー以上の賞金首と言う事ダ(錯乱)

 

 

ま、暑さで頭がイカれたと思われるとかんし、この話はこの辺でやめとこかね;

さてと、それこそ温度が上がって植物も動き出したコトだし…1つだけ草の話でもしようかね

ま、こんな感じで色々と増殖中だぁね

つーか緑色ばっかだな…色のあるのを見せとくか;

 

 

 

 

 

 

この Begonia serratipetala なんか仕上がると綺麗ダネ

葉裏や茎が赤くなって、葉っぱが濃い深緑になるご様子

丈もあるし、葉も広がるから良いよね

余談だが、種名のserratiはギザギザのとか鋸歯状の意味ダナ(serratus)

(MTGのセラの天使なんかもこの鋸(serra)から来ているとか、雑誌で読んだことあるヨ…本来のセラ天はギザ刃の剣を持った凶悪な天使のイメージだったらしいケド、イラストレーターさんの絵が綺麗すぎてセラは地名になったんだとか、別にそれはどーでもいいケド)

話を戻すと、後ろのpetalaはpetalumだから花弁の意となる筈

dipetara って種なんかは花弁が2枚だしネ

花の実物は見てないケド、写真で見ると花弁が鋸歯状葉みたいにギザギザになってるし、それを指すんだと思う…知らんケド

ま、環境によってはこんな薄い色にしかならんケドな(- -;

多分だけど…強光と肥料が関係してると思うネ

アタシんとこだと、肥料はどっちも同じように葉面散布でやってて、光量に違いがあるからナ

色が出てるトコのはガラスケージの真上に強めのLEDライト、色の出て無い方は部屋の蛍光灯で間接照明みたいな感じダネ

と言うか、セラティペタラなんかはネットで調べて出てくる写真も色々だよね

色の濃淡だったり斑の有無とか、環境要因による変化が激しいのか個体差・地域差なのか…実に面白いヨ

こーいうのは何種類か手に入ると検証出来て楽しいんだがネ

せっかく外出自粛してるんだし、熱帯植物の増殖位は進むと良いよねぇ

 

さて、そろそろアタシも持続化給付金とかの申請しないとな

そんじゃまたノシ

2020年2月2日 日曜日 お知らせ, 植物について(主に熱帯植物)

おれは○○をやめるぞ!J○J○!!

疲れた!疲れて心が折れるわ!

もう精神的にキツイんで出荷に切り替えたいと思う今日この頃ダヨ

こうさぁ、イチゴの上に折った枝を捨てんの止めてくれんもんかね??

落としたであろう実とかも乗ってる時あるし

別に怒りなんぞ湧かんケド、ゴミ箱に持ってきてくれやと思うヨ

重ねて言うケド…別に怒りゃしないんで、ちゃんとゴミ箱に持って行ってくれんカナ?

葉っぱの間に隠しても、地面に挿したり枝に引っ掛けて偽装しても…んなもんアタシにゃ全部バレてるし、悲しい気持ちになってんのよね

初年度から毎年、てーか毎週毎週あるし…日本人のマナーが良いとは(´・ω・`)

 

あと、コッチが大問題なんだがねぇ

大人数の予約は電話でお願いしてるワケなんスけど…

人数分けて同じ日に予約入れるのとか断固として認めませんから、そこんトコご注意下さい

まー、システム上出来てしまうのはアタシも確認してたんですケド、まさかやるのがいるとは思わんかった、ってのがマジな所よね;

はぁー…注意書きを多くすると、今でも読んでない人いんのに余計に読まない人が増えそうでイヤなんスけど

これに関してはキッチリ書かないと駄目かねぇ

正直なトコ、もう辞めたい気分だよ

なんなら石仮面を被って人間もやめたいしな

 

 

 

さーてと、愚痴った所で植物の話でもするかぁ

そう言えば、秋口にペリオニアの花が咲いたナ

昨年末にもちょいちょいペリオニアの入荷があったし、ウチにあるペリオニアでも紹介しとくカナ

このコがpellionia repens

有名ドコの増殖株だし、間違いないんだろうケド

…本当にレペンスかコレ?

と思うのは、そもそも情報が全然ないから^^;

最初は暗褐色~暗紫色の模様無しだったから判りづらかったケド、なんとか模様も出てきたし…レペンスっぽくなってきたカナ?

ま、調べると色々なレペンスが出てくるし、分布域も広いから亜種とか地域特変もあるんだろうケドねぇ

てか、ペリオニアは入って来る段階で名前無いのばっかだし困るわ(´・ω・`)

学名付いてる種もそれなりにあるケド、現地じゃ雑草扱いなんだろうネ;

 

 

 

 

 

 

 

 

次に、2019年末位に入ったpellionia sp. (thailand purple)

コレは久々に当たりな気がする

葉の色はパープルというか黄褐色に桃色~薄紫な部分が入るし、葉脈もいつもと違う感じがする

まだそこまで成長して無いケド、今後の変化に期待が持てるネ

他のと同じ感じになったら泣くぞ( ノД`)シクシク…

 

あと、去年12月のシュリンプ祭りで手に入れたのが2種…どっちもペリオニアsp.タイ

んー………ぜんぜんわからん

葉形が丸っこいケド…こーいう植物って、大きくなるにつれて尖ったり鋸歯状葉になったりするからな(汗)

もうちょい日に当ててみて、模様がハッキリ出ればなんか判るかもだけど…マジで誰か研究者の方知りませんか??

ぶっちゃけ花も似てんのよ、うっすら色が違う位で

まー真面目に調べれば花序数とか花粉の形が違うんだろうケド、んなもん調べられるほど個体数が無いしな(- -;

…どっか大学の農学部で熱帯~亜熱帯植物研究科とか作ってくんないカナ??

なんなら仕事辞めて受験するのにな|д゚)チラッ

(因みに、熱帯作物の研究室なら割とあるのよね;)

 

それはともかく、もう1種のペリオニアsp.タイがコレ

むー、レペンスっぽい…多分レペンスかなぁ?

真ん中だけ色抜けする傾向があるし、葉形・色もそれっぽい

(いやまぁ、こんなん種の同定に対する根拠にゃならんのだけどさ)

ま、取りあえずは開花待ちだぁね

 

んで、開花した花がコチラ↓

 

 

 

 

 

コレはペリオニアsp.Berastagi(North Sumatra)

赤みはあるケド、こういうのもレペンスで紹介されてるから困る;

まー、レペンスで出てくる花の写真と見比べると…コッチはショボイけど似てるナ

ふむ…もっと大きい鉢で土に植え替えれば花数も増えそうだなコレ、スペース次第でやってみないとダネ

 

あと、コッチも開花したコだね

ペリオニアsp.Republic of Philippines

去年のナゴレプで手に入れたペリオニアだったネ

写真では分からんのだけど、花の色は白~薄紫がかかる感じダナ

やけに葉が大型化するケド、種としてはどうなんかねぇ

pellionia daveauana で出てくる写真が近いと思うケド、daveauanaはrepensのシノニムだからなぁ

てーか、pulchraもrepensのsynonymって載ってるのな…あの模様でシノニムなのか??

 

いやほんと、この仲間…ぜんぜんわからん^^;

今まで見た中で学名付きなのがrepensだけで、他は全部spなんだもんナ

海外のサイト漁ってもほぼrepensかpulchraだし、他のは殆ど写真が無いし

ここら辺のキッチリした同定と再分類が望まれるヨ

…事業の借金を返し終えたら仕事辞めて東南アジアでも行こうカナ^^;

てーコトで、今日はこれにて失礼ノシ

2020年1月5日 日曜日 植物について(主に熱帯植物)

オーストラリアの草は珍しいのに産地が無い(´・ω・`)

さて、年が明けたみたいですがアタシにゃどーでもいい事ダネ

別に何が変わるわけでも無いし、のんべんだらりと生きるだけよね

てー訳で、今日はオーストラリア…?の草

まぁ、あそこら辺の草でも載せときますわね

 

 

 

 

 

 

クリナム・ペドゥンクラータムの名前で買ったものがコチラ

crinum pedunculatum

これは…言語学に強い人なら名前で想像出来るかも知れんね

クリナムの部分はギリシア語で「百合」(crinon=lily)

ペドゥンクラートゥムの部分はラテン語…てか英語(peduncle)でもほぼ同じ「花梗・茎」

つまりは、茎の長い(或いは太い)百合みたいな植物…と名付けたかった訳ダネ

実際、現地の写真なんかを見るとかなり大型の球根植物なのが分かる^^;

あ、分類はユリ科(Liliaceae)では無くヒガンバナ科(Amaryllidaceae)なんで注意

まー、花を見ると分かり易く彼岸花に似てるからナ

(てことは…試す気無いケド、アルカロイド系毒素を持ってる可能性もあるナ)

 

分布域はそれなりで、オーストラリア東海岸に沿って小川やら感潮域に生えてたり、ニューギニア島・太平洋諸島にも分布している模様

(感潮域・・・潮の干満によって影響を受け、水位・流れが変動する水域)

ふむ、多少は耐塩性がありそうな感じ…てか思いっきり海岸線に植わってるわコレ

ただでさえ地植えなら2m以上になる上、半日蔭や霜にも耐え、排水性の悪い粘土質土壌でもおk…やたら強いな

まぁ、クリナム・アクアティカも水草としては丈夫だし、そういうモンなんかね^^;

…てかコレ、オーストラリアの草でもあるケド、ポリネシアかミクロネシアから入って来たんかね?

問屋で産地表記無かったらしいし、輸出入の規制が緩いトコから来たんかもしれんナ

 

 

それと、マルシレア・ドラモンディとか調子いいネ

Marsilea drummondii

属名はイタリアの植物学者marsigli氏に敬意を表して付けられ、種名はオーストラリアの植物学者drummond氏の名前を冠しているみたいネ

英語のサイトしか無いケド情報は豊富、調べてみると面白い植物ダヨ

植物としては田字草(ウォータークローバー)と同じ仲間なんで、水生~湿生のシダ植物だぁね

んで、やたら間延びしてると思うんスけど

現地では「この状態」だと、水中に根を張って葉っぱは水上に浮かしとく、って植生をとるみたいですネ

ただまぁ、原生地は基本乾燥地帯なのが面白い所^^;

雨や洪水なんかの湿度変化によって発芽トリガーが起動するタイプらしいんで、「この状態」は向こうの雨季にとる形態ってコトだぁね

そんで、水が引くのに伴って胞子形成が始まり、胞子を入れて保護するカプセルを生成

この胞子カプセルが流されて、乾燥しひび割れた泥土のクラックに落ちてまた発芽を待つ

…なんとこの休眠状態だと、乾燥環境で20~30年も休眠出来るらしいスよΣ(・□・;)

いやはや、なんとも面白い植物だコト、これは堪らんナ

そんな増殖形態だからか分布域も広く、オーストラリア全域~タスマニア島でも見られる模様

一応、クイーンズランド州やビクトリア州と言った南東部で特に多いみたいネ

…もっと個体数が殖えれば、乾燥させて子実体を形成するか確認出来んのに、実に残念ダヨ

ここら辺は中々に珍草だし、なんとか増殖させないとナ

レオパもクーリング時期に入ったし、仕事以外でも忙しいねぇ

 

ま、ぼちぼちいこか、という所で終わっとくかねぇ

んでわ失礼ノシ

2019年6月26日 水曜日 植物について(主に熱帯植物)

やたら暑いし、仕事忙しいし、イベントは行きたいし…ようやくレオパが孵化始めたし

こんちわ~

ハウス内は暑くて死にそうです…orz

まぁ、そんな中でも色々とイベントには顔を出せて良かったですヨ^^;

資金面に難があるので草はそう買えなかったケドな(´・ω・`)

んで、レオパに関してはようやく卵が孵化してきましたネ

初繁殖の個体も多いんで、未受精卵もかなり出てるケド;;

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卵はこんな感じ、この時点で30~40個は採卵したケド、3~4割は未受精とかで孵化しない予感…

てか、実際に割ってみたらゲルとゾルの間みたいな白身だけ卵があったし

まぁ、キャンドリングしてれば端から分かったのだケド…今回は面倒でサボった結果がこれだよ

 

…そんで、孵化したのがコッチ↓

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タンジェリンレーダー♀×カルサイト♂の子供ネ(2クラッチ目)

ヨークサック?付いたままだったから心配だったけど、もう見えなくなったから大丈夫カナ?

後、モルフはどうだろ??

タンジェリンが飛んでるし、バンドの乱れ方からみてエニグマは無さそう…スノーレーダーとかかねぇ

ま、取りあえず極小コオロギ食べさせて育てて見ないとだぁね

 

 

 

っし、レオパはこの辺で終わっといて

今度はイベントで買った草の一部紹介でもするかねぇ

1回分がこんな感じ↓

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んー、シダとかクライマー系、後は変なの(笑)

とりま変なのだけ挙げとくか

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?(インドネシア便)

同便からの推測で、恐らくボルネオ島のサトイモ科植物と思われる…という草

このまま放置しておいたら1週間そこらで葉がヘタってきたので、高湿度には弱い模様

その後、湿度70%程度で通気性の良い環境に置いたら葉がパリッとしたナ

新葉っぽいものも出てきたし、こっからどうなるかが気になるヨ

てーか、葉っぱだけ見ればアグラオネマだけど…にしては展葉の仕方や根に違和感が??

取りあえず育ててみて、そこから色々と調べてみるかねぇ…

 

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南米の草

ふざけてんのかと思うかも知れんが、そもそもナナシで売ってるのだから仕方がない

タグにあるのは採取者の名前のみだし^^;

取りあえず店長サンと話すも正体不明、今度採取者の方が来た時に聞いて頂けるとの事

節間と言うか節そのものから太めの根が出てるし、育てて調べれば何なのかぼえそう…かな

 

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謎草(という名前で売ってた)

紡錘形をした葉っぱ、その正中線に沿って棘のある草(インドネシア産)

まー、詳しく聞いたらペリオニアだとのコト…何故ナゾノクサにしたし^^;

しかし、ペリオニアかぁ…ウチにあるのとは全然違うし、コレは面白いネ

店の人に聞いたら、成長はどんどん這って伸びるタイプだと言ってましたし、そこはやはりペリオニアの模様

既に展葉も始まってるし、確かに這い性で展開も早いナ…好きなタイプだわ

 

一応、変なのはこんな所か

この間買ったばかりだし、まだ正体の調査はしてないので悪しからず(- -;

と言っても色々と殖やしてるし、手数の為に自分のクローンでも殖やしたい気分ダヨ

…今度はちゃんと仕事の話でもしようかねぇ

てなところで今回は失礼を…でわノシ

 

 

 

2018年12月18日 火曜日 植物について(主に熱帯植物)

今年もイチゴ狩り・販売が開始出来ました~(今度はシダ植物でも話すか)

てコトですんで、ご入用の方はご予約のほどお願い致しますm( )m

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んで、取りあえずはこんな具合にイチゴが生ってます

各々の予定次第ではありますケド、イチゴ狩りの方もよろしくですよ

 

 

まあ、イチゴ狩りとかの営業はこん位で終わりにしときましょうカネ^^;

残りは育成中のシダ植物でも載せときますワ

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シダsp.ナイジェリア(それ以上は不明)

ま、奥にあるネフロレピスみたいな葉っぱのがそうですネ

確か…2年くらい前インターに入ってたんだったかな??

環境としては、高湿度とそこそこの光量で安定する感じダネ

1回ヘビのケージに入れたら枯れかけたケド;(ライト無し・間接照明あり+湿度70%↑)

 湿度はそう変わらないこのケージでも問題ないから、あまりにも低光量だと育たないみたいネ

てか、今のところ葉裏に胞子嚢を形成してないのですケド…何の仲間なんだか^^;

見た感じ…アジアンタム(adiantum)の仲間か?

分布域もアフリカは入ってるし、子細は判らんケド

てか頼むから同定してから輸入してや(ノД`)・゜・。

 

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シダ sp.Ban-Phanom Surat-Thani Thailand.

またかよシダsp…てかなんだこの草全然判んね;

葉っぱはアスプレニウムとかに見えるケド、茎からの出方が全然違うしなぁ…

まあ、名前で分かるのはタイのスラートターニー・パノム群のシダってコトだけですネ

あ、パノムはタイのプーケット付近で…象の鼻でいうと少し折れ曲がった部分ダネ

…今回は立たせてるケド、今度は寝かせて活着性でも調べるか;

 

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シダ sp. エクアドル

…だから何だって感じですよね^^;

ま、株元から四方八方に茎を伸ばすタイプのシダですネ

 葉っぱは薄くて茎からは細根がびっしり、見た目通りに低湿度に弱いですヨ

てか、湿度70%とか切ったら時に萎れたからねぇ(高湿度で回復したケド)

見た感じ、コレについてはMicrogrammaの一種カナ

木とかに巻き付けて着生させると、現地の雰囲気が出て良さそうですよね♪

 

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あとは東南便のミクロソリウムやボルビティスが何個かあるケド、まーやめとこうかねぇ

 

てーことで、シダ植物の一部をご紹介しましたヨ

てか、ここら辺は意外と光量・湿度でいじけるんスよね

色々試そうと思うと、もっとケージ増やさないとですねぇ;

えー…そのためにもイチゴ買ってくれると助かります^^;

年末年始は1月4日以外営業してますので宜しくですヨm( )m

そんでは失礼します~ノシ

 

 

2018年11月13日 火曜日 植物について(主に熱帯植物)

わき芽取りが終わんない…まぁ久々に植物でも載せとくか

さてと、なんとか予約の受付も始められたねぇ

てか今年のイチゴは脇芽もランナーも旺盛で困るわね…

取っても取っても終わんないわー

あ、こんちわです…っても話す事が無いのですがどーしましょ^^;

 

取りあえずイチゴの写真でも↓

 DSC_0054

 

 

 

 

 

これが今年のミツバチの勤務風景ですネ

後ろ足を見るとなんとなく花粉が集められているのが分かるk…いや、分かりますかね?

実物を見ると結構判別し易いんスけど…写真だと微妙カモ^^;

因みに、ミツバチが働き始めるとハウス内の匂いでも気が付きますネ

ミツバチのフンがそこら辺の葉っぱに出るんで、なんかミツバチの匂いがしますヨ

あ、収穫期になるとイチゴの匂いが勝りますのでご安心を(笑)

 

 

さーて、んじゃあ育成中の熱帯植物でも紹介してきましょうかね

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ガラスケージに入ってるのがこんだけダネ

この間整理したんで多少はスッキリしたカナ?

 主に背の高い草が入ってますケド、手前は這い性のもいるから…結局ごちゃ混ぜ(笑)

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こっちは衣装ケースに入ってる草

ピペルやペリオニア、這い性シダなんかの横広がりするのが多いナ

んで、後はカップとかガラス容器でちょこちょこって感じダヨ

 

んー…一気にやると面倒だし、ピペル属だけにしとこうかね

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Piper sp.Pulau Nias

まあ、文字通りにコショウ属の植物ですヨ(piper=pepper)

このコはインドネシアのニアス島に分布するみたいですネ

(Pulau Nias=Nias Island)

ん~、ピペル属は主に這い性だと聞いたんスけど、このコはなんか立ちそうな気も??

まだ小さいんで育てて見ないと判んないですケド^^;

鮮やかな緑のピペルはウチでは少ないんで、キッチリ大きくしたいネ♪

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Piper sp.Inanam

こっちのコはボルネオ島(マレーシア)の北部、サバ州はInanamの個体ですネ

カーキ色の葉っぱに対して、葉脈に沿ってピンクの斑が入る種類みたいだねぇ

(同じ名前で別の模様してるのもあるケド;)

このコは完全に○○カズラ、って感じの這い性を呈してるナ

…てか、葉っぱの大きさに対して茎が細い気がして心配だったり;

ま、色々と試して見ましょうかねぇ

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Piepr sp.MIAO

今度のコはこの名前で産地は書いてなかったのよね

まあ、調べりゃ出るモノなんで良かったケド

MIAOってのはどうもインドの最東部の州、アルナーチャル・プラデーシュにあるみたいですネ

そんなかでも東寄り…バングラデシュに出る大きな川(ジャムナ川~メグナ川)の上流域に位置するみたいね

この写真だと分かりづらいケド、緑の葉全体にピンクのラメが散る種類ダネ

葉脈がボコボコで照りがあってカッコイイですね~♪

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Piper sp.Sumatera Barat

アタシの1番気に入ってる個体ですヨ

西スマトラ州(barat=west)に分布するようで、もっと黒化した写真とか出てますネ

でも自然下でのUVとかの関係でなってるだろうし、屋内栽培では無理かね(´・ω・`)

ま、濃緑色に赤色の葉脈っていう現状でもキレイで堪らないんですケドw

 

 

とまあ、こんな感じですネ

育てんのは楽だし、sp.毎に違った良さがあるし良い植物ですね~

まあ…今は花苗でも種から育ててる位に金欠なんデスが;

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因みに左から金盞花→葉牡丹(赤)→葉牡丹(白)→ビオラ

最近は増えてきたケド、冬~春咲きは種類が少なくて困るわ…他はスイートピーとかネモフィラとか?

後はこっからポットに移植して、花壇を整備したら定植しないとねぇ…貧乏暇なしとはよく言ったもんダネ;

 

といった所で今回は終わっとこうと思いますよ

でわでわ~ノシ

 

 

2018年5月12日 土曜日 植物について(主に熱帯植物)

緑の日が彼方に過ぎてから植物の話をし出す無能

そんな感じでこんちわですノ

いやね、この間の連休中(アタシは無休ですが)にサトイモ科植物に異変があったのよね

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えーと、前にも載せたサトイモ科sp…タイのコロンヤイ産ですヨ

初期の葉がこんな感じ↓

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耳の無い葉っぱで小さかったのが…

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次に出た葉はAn.ハスティフォリアみたく耳が出て大型になり…

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今度はモミジ葉みたいに突起が増え、葉柄にはトゲトゲが…

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と思ったら葉裏の葉脈部分にもトゲトゲ…だと;

 

えー…なんでこんな攻撃的になったんスかね^^;

アレですか、トゲトゲの実でも食べたんデスか?

いやまてよ「その変身をあと2回もオレは残している」とか言い出すフリ○ザ様なんデスか??

なるほど、ならば今は角が4本に見えるから第三形態…

そうなると、この後はシンプルな丸葉に戻って最終形態…

更にはマッチョ→死亡→ゴールデン…と変化するというのか??

 

……

…すいません、おふざけが過ぎましたネ(- -;

まあ、真面目な話をすると…この間お店に行って来たら似たようなのを見ましたネ

アヌビアスの水上大型株…カメルーンワイルドものの葉柄にも棘が出てましたヨ(ギレッティ&ハスティフォリア)

お店の人に聞いてみたら、普通にお店で在庫してる大きさだと棘は出ないみたいですワ

その後調べてみた所、アヌビアスハスティフォリアなんかの水上・大型個体に棘が出る事はあるみたいですネ

ま…結局なんで出てんのかは不明なんスけどね(´・ω・`)

 

んー、ナスやカラタチみたいな棘なら防御用で確定ですケド、どー見てもキュウリの棘よりしょぼいのな;

集水の為ってのもないし、上向きの鉤爪状だから土からの抜け防止??

…でもなぁ、ポロロッカだかケララッパの出る川に住んでんじゃないし、必要ないか(- -;

(因みに、先述のアヌビアスは下向きに棘が出るヨ)

とか考えてみると、やっぱし植物は不思議で面白いよねー♪

ぶっちゃけた話…増殖させたの売れるんだったらイチゴよりコッチを育てたい(笑)

ま、商売ってなると、んな簡単にいくわきゃないんですケドね

 

 

さてと…まだまだ紹介したい植物があるんスけど、今回はこの辺で止めときますわ

いやさ、注文してたGWに行けなかったイベントの薄い本(健全な方)も引き取ったし、鯨○川先生の新刊も買ってきたコトだし読み込みたいのサ

そんな訳なんで、ペリオニアspとか出したかったケドこれで終わっときます

でわでわ~ノシ

 

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