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2020年2月11日 火曜日 いちごについて

今年は暖冬なんで虫の対処が大事…な筈

はいこんちわノ

ハウスは暖かいを通り越して暑い日が続いてますネ

こんな天気じゃ、当然害虫や病気が出やすいワケですヨ

あ、今のイチゴはこんな感じダネ

一番花房の実が大分取れて来て、2番果の大玉が色んで来た位かねぇ

今年は収量が少ないとよく聞くケド、個人的にはもう回復した感があるネ

てか、12月末~1月頭が色味が遅くて困った位だぁね

でもまぁ、スーパーで売ってるイチゴの値段がモノの割に高いし…出荷の人が苦労してるのは確かダナ

ま、イチゴ狩りもちょこちょこキャンセルあるし、苦労はあるけどねぇ

ふぅ…今年はインフルエンザに肺炎にと出歩くのも億劫でしょうケド、イチゴ狩りにも来て頂けると助かりますヨm( )m

 

 

ん…それはともかくとして、今年は暑いせいで害虫なんかの発生が多い&早いみたいネ

先月からアザミウマの情報もあるし、アブラムシも未だに外から飛び込んでるみたいだしナ

そこで、アタシが今年から導入した天敵…寄生蜂について紹介しようかね

こんなんがブンブン飛んでるケド、気にしないと目視は困難かね

商品名でいくとアフィパール、生き物としてはコレマンアブラバチっていう寄生蜂ダヨ

寄生蜂と聞くとデッドラ○ジングが思い浮かぶだろうケド、現実の寄生蜂はエ○リアンのチェストバスターのがイメージ近いネ

つまり…宿主の体に産卵して、孵化した幼虫が宿主の内部から栄養吸収するという生態ダナ

ま、コレマンアブラバチなんかは寄生したアブラムシをマミー(蛹)にするから、んなにエグいシーンは無いがね^^;

ん~…寄生蜂ってーと、他にもオンシツツヤコバチ・サバクツヤコバチ・タマゴバチの仲間、と何種類もいるんで面白いヨ

宿主(読み仮名は「しゅくしゅ」ダヨ)も異なってて、アブラムシだけでなくコナジラミやチョウ目害虫に寄生する種もいるネ

ここら辺に興味のある方は名城大学の農学部に行ってみるといいカモ?

今も教鞭を執ってるかは知らんケド、昆虫学研究室の教授がコレの専門だったからナ

(…この間、天敵を製造してるメーカーの人と話してて通じたから、まだいると思うケドねぇ)

(因みにそん時、チョウ目害虫に対する寄生蜂を商品化してくれんの?って聞いたら、コストが高くて採算が取れないから無理って言われたヨ;;)

 

おっと、話が逸れたナ

そんな寄生蜂なんだけど、寄生されたアブラムシがこちらになります

 

 

 

 

 

 

丸っこいごま塩みたいなのがアブラムシ(死骸)

本来は緑~黒褐色なんだけど、マミー状態にされると色が抜けて灰色になるから分かり易いヨ

薬のかかりにくい葉裏にいるアブラムシにも産卵するんで、個人的には一定の効果があると思うネ

 

んで、一定の効果と言ったってコトは完全に防げるワケじゃないってコトだぁね

先ずは、宿主がいないとハウスの外へ出て行っちゃうってのがある

それから、アブラムシの抑制は出来るケド、葉や萼が汚れる可能性はあるし、実にアブラムシがいた場合はマミーが実に残ってしまう

だもんで、出荷の人には軽々にお勧めが出来ないのも事実ダヨ

まー、アタシなんかは薬散がメンドイから今後アブラバチに仕事してもらうがナ

 

さて、そんな感じで新しく使ってみた天敵の紹介は終わり

アカメガシワクダアザミウマなんかも気になるんだけど、薬剤耐性が極めて低いのがネックだよねぇ

てか、去年の11月になんか別のアザミウマが出たんだよね

上の写真だと、真ん中ら辺にいるワームみたいなの

それを顕微鏡で見ると下のみたいな感じ…うむ、こんなん見た事ねぇ(笑)

多分、在来種のアザミウマで…葉っぱにしかいなかった事から肉食性なんじゃないかと思うわね

花には一切付かなかったし、そもそもイチゴで多いミカンキイロやヒラズハナアザミウマとは違うしな

羽の模様が途切れてたりで特徴はあるんだけど、この仲間は何千種類もいるし主要害虫以外は同定出来んわ^^;

ま、普通の人にゃアザミなんてどーでもいい事だよね(笑)

でも、イチゴ屋からするとアザミウマはかなりの危険生物

花が齧られると、実がゲジゲジになって売り物にならなくなるからネ

てか、そもそも花と言うか痩果になる部分を齧るんで、実の肥大化自体が阻害されるナ

だもんで、アザミによる被害果の特徴は小玉でひび割れた様な感じ、そんでやたら痩果が目立つ…これを簡単に言うとゲジゲジ(笑)

以前に出した実験データで言ったケド…痩果の数と実の大きさに相関関係がある、ってのはこの被害果からも推察できるかねぇ

痩果から実を肥大化させるホルモンかなんかが出てて、それが齧られて機能不全に陥る為に実が矮小化する…という推論が出来るのダヨ

ま、痩果の数のコントロールなんざ出来ないし、アザミにやられた花も復活はしないんで、どうしようもないんだけどナ^^;

 

ん~、今日はこんなトコで終わりにしようかねぇ

そんじゃまたノ

2020年2月2日 日曜日 お知らせ, 植物について(主に熱帯植物)

おれは○○をやめるぞ!J○J○!!

疲れた!疲れて心が折れるわ!

もう精神的にキツイんで出荷に切り替えたいと思う今日この頃ダヨ

こうさぁ、イチゴの上に折った枝を捨てんの止めてくれんもんかね??

落としたであろう実とかも乗ってる時あるし

別に怒りなんぞ湧かんケド、ゴミ箱に持ってきてくれやと思うヨ

重ねて言うケド…別に怒りゃしないんで、ちゃんとゴミ箱に持って行ってくれんカナ?

葉っぱの間に隠しても、地面に挿したり枝に引っ掛けて偽装しても…んなもんアタシにゃ全部バレてるし、悲しい気持ちになってんのよね

初年度から毎年、てーか毎週毎週あるし…日本人のマナーが良いとは(´・ω・`)

 

あと、コッチが大問題なんだがねぇ

大人数の予約は電話でお願いしてるワケなんスけど…

人数分けて同じ日に予約入れるのとか断固として認めませんから、そこんトコご注意下さい

まー、システム上出来てしまうのはアタシも確認してたんですケド、まさかやるのがいるとは思わんかった、ってのがマジな所よね;

はぁー…注意書きを多くすると、今でも読んでない人いんのに余計に読まない人が増えそうでイヤなんスけど

これに関してはキッチリ書かないと駄目かねぇ

正直なトコ、もう辞めたい気分だよ

なんなら石仮面を被って人間もやめたいしな

 

 

 

さーてと、愚痴った所で植物の話でもするかぁ

そう言えば、秋口にペリオニアの花が咲いたナ

昨年末にもちょいちょいペリオニアの入荷があったし、ウチにあるペリオニアでも紹介しとくカナ

このコがpellionia repens

有名ドコの増殖株だし、間違いないんだろうケド

…本当にレペンスかコレ?

と思うのは、そもそも情報が全然ないから^^;

最初は暗褐色~暗紫色の模様無しだったから判りづらかったケド、なんとか模様も出てきたし…レペンスっぽくなってきたカナ?

ま、調べると色々なレペンスが出てくるし、分布域も広いから亜種とか地域特変もあるんだろうケドねぇ

てか、ペリオニアは入って来る段階で名前無いのばっかだし困るわ(´・ω・`)

学名付いてる種もそれなりにあるケド、現地じゃ雑草扱いなんだろうネ;

 

 

 

 

 

 

 

 

次に、2019年末位に入ったpellionia sp. (thailand purple)

コレは久々に当たりな気がする

葉の色はパープルというか黄褐色に桃色~薄紫な部分が入るし、葉脈もいつもと違う感じがする

まだそこまで成長して無いケド、今後の変化に期待が持てるネ

他のと同じ感じになったら泣くぞ( ノД`)シクシク…

 

あと、去年12月のシュリンプ祭りで手に入れたのが2種…どっちもペリオニアsp.タイ

んー………ぜんぜんわからん

葉形が丸っこいケド…こーいう植物って、大きくなるにつれて尖ったり鋸歯状葉になったりするからな(汗)

もうちょい日に当ててみて、模様がハッキリ出ればなんか判るかもだけど…マジで誰か研究者の方知りませんか??

ぶっちゃけ花も似てんのよ、うっすら色が違う位で

まー真面目に調べれば花序数とか花粉の形が違うんだろうケド、んなもん調べられるほど個体数が無いしな(- -;

…どっか大学の農学部で熱帯~亜熱帯植物研究科とか作ってくんないカナ??

なんなら仕事辞めて受験するのにな|д゚)チラッ

(因みに、熱帯作物の研究室なら割とあるのよね;)

 

それはともかく、もう1種のペリオニアsp.タイがコレ

むー、レペンスっぽい…多分レペンスかなぁ?

真ん中だけ色抜けする傾向があるし、葉形・色もそれっぽい

(いやまぁ、こんなん種の同定に対する根拠にゃならんのだけどさ)

ま、取りあえずは開花待ちだぁね

 

んで、開花した花がコチラ↓

 

 

 

 

 

コレはペリオニアsp.Berastagi(North Sumatra)

赤みはあるケド、こういうのもレペンスで紹介されてるから困る;

まー、レペンスで出てくる花の写真と見比べると…コッチはショボイけど似てるナ

ふむ…もっと大きい鉢で土に植え替えれば花数も増えそうだなコレ、スペース次第でやってみないとダネ

 

あと、コッチも開花したコだね

ペリオニアsp.Republic of Philippines

去年のナゴレプで手に入れたペリオニアだったネ

写真では分からんのだけど、花の色は白~薄紫がかかる感じダナ

やけに葉が大型化するケド、種としてはどうなんかねぇ

pellionia daveauana で出てくる写真が近いと思うケド、daveauanaはrepensのシノニムだからなぁ

てーか、pulchraもrepensのsynonymって載ってるのな…あの模様でシノニムなのか??

 

いやほんと、この仲間…ぜんぜんわからん^^;

今まで見た中で学名付きなのがrepensだけで、他は全部spなんだもんナ

海外のサイト漁ってもほぼrepensかpulchraだし、他のは殆ど写真が無いし

ここら辺のキッチリした同定と再分類が望まれるヨ

…事業の借金を返し終えたら仕事辞めて東南アジアでも行こうカナ^^;

てーコトで、今日はこれにて失礼ノシ

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