つーワケでこんちわノ
あーいや、明けましておめでとう御座います
今年も宜しくお願い致します
…まぁ、正直そんな気分じゃ無いケドねぇ(- -;
去年からCOVID-19の感染拡大が止まらんのが困りものダヨ
客足が伸びないのは当然か、そんなら休業要請してくれた方が有り難いのだがね
いやマジで、一日4万円でも文句言わんと休業するから補償を頼む
(…イチゴ狩りの用意しながら出荷とか無理だから、状況次第ではイチゴ狩り止めるという選択肢も現実味を帯びてきたナ)
んで、その感染症対策についてリンク貼っときます↓
※重要 <COVID-19(新型コロナウイルス感染症)に対する対応> ※
あ、現在イチゴはこんな感じですネ
頂果~2・3番果が採れて、ようやく小型化してきたかね
っても特大~大サイズが限界で、小で作れる様な小さいイチゴはまだ少ない^^;
イチゴ狩りは無理かもだけど、直売のご予約とか頂けると助かりますのでお願い致しますm( )m
さて、新年一発目につまらん肥料の話をしようかネ
三大必須元素N・P・Kと…微量のはMg・Caで終わってたか
んじゃあ残りの非金属元素B・S・Clダネ
B…ホウ素、第2周期にある13族
原子番号5番で原子量は約10.81、語源はアラビア語で「白いもの」を指すBuraq(英語だとBoronだが)
ゴキブリ駆除剤としてホウ酸団子に使用されたり、ホウ酸塩は防腐剤・防虫剤として塗料にも混ぜ込まれている
(原理は未だに未確定らしいが、脱水や代謝阻害?を引き起こさせるんだとか)
(人間は摂取しても腎臓で排出されるから無害だが、昆虫や菌類はそういう排出機構が存在しないから毒になり得ると言うトコロが面白いネ)
(ま、ぶっちゃけた話…嫌気性菌とか原始的な生物にとっては酸素でさえ毒だもんな^^;)
それに、硼砂なんかは洗濯糊と混ぜるとスライムが作れるし、単純に洗剤にも利用できる
後は、耐熱ガラスにも熱膨張を抑える目的でホウ酸が利用されているし、中々生活の役に立っている元素と言えるネ
植物についても、微量ながら必須の元素ダネ
ホウ素が不足すると、黄化したり成長が止まる
但し、過剰に供給すると褐変症状が出たり白化する
ホウ素単体では自然界に存在しないのに、肥料として与え過ぎると過剰症が出る…実に興味をそそられるヨ
ま、イチゴを栽培する上ではまず出ないケドな(笑)
次にS…硫黄だぁね
第3周期の16族で原子番号16番、原子量は約32.06
語源はラテン語で硫黄を指すsulphur(英語も同じくsulphur…クリストロンはサルファフナーだがな)
SはOやNなんかと同じように、化合物の性質を変える元素だったりする
硫化水素、H2Sなんかは分かり易いか…水素を吸ってもまー死なないが、硫黄が1コ引っ付くだけで毒性が大きく高まる
温泉の匂いと言われるのは硫化水素等火山性ガスの匂い
(腐卵臭とも言うが、事実卵にも硫黄が含まれていたりする)
有名な話だが、空気より比重が重い為に窪地等に溜まり易い
だもんで、火山や温泉地近くの森なんかでは窪地は避けた方が良いネ
硫黄の実用性と言えば、天然ゴムに混ぜて弾力性を高めたのがタイヤだそうで
…なんでそんな事思いついたのかと感心するヨ(発明したのはグッドイヤー氏だったか?)
あ、植物だと硫黄の欠乏症も過剰症も通常出ないネ
一応症状は確認して知ってるケド、見た事ないし別に気にするもんでも無いから割愛(笑)
てか、農薬として使われてたからな…硫黄
硫黄石灰合剤とか、硫黄燻煙剤とかダネ
ビニールを痛めて劣化を早めるから、上の2つは現在あまり使われていないハズ
今も使われてんのはアン○ラコール(プオピネブ剤)やジマンダ○セン(マンゼブ剤)か
構造式は全然違うケド、どちらも似た様な元素で構成されてるし、作用も植物体表面の保護と同じ
硫黄自体が広範囲の菌に殺菌性を持つから、他にも農薬として利用されてるナ
後はCl…塩素
第3周期の17族、原子番号17番で原子量は約35.45
語源はラテン語で黄緑色を指すChlorosから
塩素ガスは黄緑色で空気より重い、ついでに毒性も高い
(塩素系漂白剤と酸性の洗剤なんかにある「混ぜるな危険」はコレが発生する為)
(自然にある塩素原子が2つ引っ付くだけで呼吸困難・肺水腫・死亡を引き起こす有毒ガスが発生するワケだぁね)
(しかも重いから、窓を開けても中々出て行かない…悪用しちゃ駄目だゾb)
塩素単体で見ると、ハロゲン族の元素なんで電子を奪いとる力が強いよね
酸化力が高いから殺菌・漂白に使われるとか、化合して塩を出すって性質は有名だから別に言うまでもないかねぇ
一応…ハロゲンとはギリシア語のhalos(塩)+gennaoとかgenes(作る)
halosは英語のhall(空間)と繋がっていて、岩塩をくり抜いて空間を作っていた事からhalos→hallとなったとか
gennaoはoxygenやhydrogenの語尾にも使われており、~を作り出すの意味を持つ…ゲノムなんかも同じ由来
因みに、オゾン層破壊の実行犯は塩素
昔の話だが…フロンガスがオゾン層に良くないという話と共に、そこに含有されているフッ素が悪者扱いされた時があったネ
実際のところは、フロンガスに含まれる塩素の方が上空で分離されて、その塩素がオゾンを分解していたと言う話ダヨ
んで、現在特定フロン(CFC=クロロフルオロカーボン)は規制され、塩素を含まない代替フロン(HFC=ヒドロフルオロカーボン)が使用されているが、フッ素は悪者にされてとんだ迷惑だったと言うワケだ
そんな元素だし、植物では欠乏症・過剰症共にまず見ない
通常の圃場では考えられないから、症状や対策もほぼ無い…てーか必要ない
敢えて言うなら、水道水使ってんなら塩素濃度に注意しとけって位か
水道管理の職員サンがヤラカさない限り、んな高濃度になる事は無いケドな(笑)
よし、つまらん話はこれで終了
そう言えば、去年はベゴニアの葉っぱから行う増殖にチャレンジしてみたんダヨ
こんな風にバーミキュライトを水で湿らせて、上のラップには針で穴開けて通気性を確保
ベゴニアの葉っぱに対しては葉脈に切れ込みを入れて発根・発芽を促しておく
後は何日か置きに適度な霧吹き、ライトは事務所の蛍光灯のみ
そんなこんなで新芽が展開して来て一安心
B.セラティペタラも何とか増殖が成功しそうな感じダヨ^^;
まー、ベゴニアを簡単に殖やすなら挿し木(さし芽?)で十分だけどナ
(実際一昨年はそれで殖やしてお店に持ってったしな)
B.ポリロエンシスはこんな感じで増殖中、伸びた親株の茎を2~3節で切って差し戻しするだけ
っても、地上部の節間に葉が無いと駄目で、その付け根から新芽が展開してくるネ
このポリロエンシスは親株買ってから3年は経つから、株の更新も兼ねた増殖だぁね
てか、ベゴニアは日本にも協会があるし、本も出てるから情報があって助かるわ
他の熱帯植物なんて詳細を書いた専門書ないから、イベントで変態上級マニアの話を聞くのが一番為になるからナ
早く感染症が収束して、イベントが開かれるようになって欲しいものダヨ;;
長話で疲れたんで、今日はこれで終わりにしよ
ほんじゃノシ