ま、3年以上待たないとウチ等には届かないらしいケドね
て感じでこんちわですノ
ようやっと発表された愛知県試験場作出のイチゴ新品種
大体の話は試験場に視察に行ってたから知ってるケド、自分で触ってみないと何とも言えないよね^^;
場合によっては章姫からコッチに鞍替えする予定だけど、先ずは半分のハウスで様子を見る感じカナ?
と言うのも、イチゴってば元は同じオランダイチゴ(コレも中南米原産モノの改良品種)の掛け合わせなのに…
品種によって特性と栽培環境(要求する日照や栄養条件)が違い過ぎるんだよねぇ^^;
例えばの話、章姫の特徴は花芽分化し易い+花数が多い+果皮が柔らかい+調子が良ければ電照不要…等々あるネ
これが紅ほっぺとかゆめのかになると、夜間の電照が要るし、花芽分化の条件が少し厳しくなって(と言っても別に難しくはない)、花数も少ない…と言うか章姫が多すぎる
だからか、出荷の人なんかは2芽仕立てにする人が多い印象だぁね
他にも、三重県作出のかおり野なんかは分化が早くて10月からでも採れる…いわば早生品種で花数も多い
その代わりなのか、このコは肥食いだから肥料は多く必要だったりする
同じく三重の桃薫なんかは完全な異端…そもそもがオランダイチゴと中国(だっけか?)の野生種を掛け合わせた品種
余談だが、前者の染色体は8倍体で後者の染色体は2倍体
桃薫はと言うと…まさかの10倍体、これもうわけわかんねぇな
コロナが収まったら、是非とも三重県の試験場に研修に行きたい所存ダヨ
(染色体は中学辺りで習ったハズ…人間のは2倍体だから23対、46本となるネ)
(この内22対=44本が常染色体で、23番目が性染色体…X染色体とY染色体だぁね)
(因みに、染色体数が多ければ良いのかと言うとノーだ…染色体数だけ見れば鶏や犬のが多いからナ)
(もう一つ余計な話をすると、グッピーのヒレに出る斑紋は限性遺伝…特定の性染色体上に遺伝子が存在する遺伝ダネ)
(グッピーの斑紋はY染色体上にしか無いから、斑紋が綺麗に発現するのはオスだけになるワケだ)
(逆に、フルゴールドなんかは♀のがヒレまで金色になると言うコト…実に面白いヨ)
まー、ここら辺は語りだすとキリが無いからこの辺でやめとくけどナ
因みにだけど、アタシは基本的に1つの品種しかやらないヨ
特になんだけど、同一ハウス内で複数の品種をやるのはアタシのプライドに掛けて絶対しない
まぁ…同じハウスで複数の品種が育てられるか?と聞かれれば、可能だと答えよう
但し、各々最高のパフォーマンスを引き出せるか?と問われれば…まず間違いなく無理だ、という返答になるヨ
実はこの間、TV局だかなんだかってヒトに犬の例えだけ言ったんだが…特に詳しく聞く気がなかったのが残念ダヨ
ま、その時同様…これに関しては動物で例えようかネ
そうね…同じアフリカンシクリッド(熱帯魚)を飼育するとして
レピディオランプロローグス・ケンダリィとペリッソドゥス・ミクロレピス、マラウィアンのムブナの仲間、クセノティラピア・パピリオ、ステアトクラヌス・カジュアリウス…この辺りを同じ水槽・同じ餌・同じ環境で育てられると思いますかね?
↓
↓
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答えは…ノー!!
言うまでも無いが…アフシクと言う種類だからと言って、河川産・マラウィ湖産・タンガニイカ湖産では水質(ph/gh/kh…etc)が違う
ブリードが進んでいる種類なら中性~弱アルカリに保っておけば飼育は可能だが、当然ベストではないネ
餌に関してはもっとシビア…レピディオなんかの魚雷型やニンボクロミスなんかの待ち伏せ型は肉食性が強いし、ムブナの方は藻食い、クセノティラピアとかのサンドシクリッドはベントス食、ペリッソドゥスに至ってはまさかのスケールイーター(鱗食い)だったりする
んで、食性が違うと言う事は必要な栄養分も違うと言うコト…全て同じで良いハズが無いよね^^;
環境に関しても、魚雷型は水中を動き回るので遊泳スペースが必要、待ち伏せ型や小型シクリッドは隠れ家となる石組やシェルターが欲しい、サンドシクリッドはその名の通り細かい砂を低床にするのが好ましい…やり方次第ではベアタンクでも飼えるケド、それでよろしいわけがないヨ
つー訳で、水槽を分ければ同じ管理でいけない事も無いものの、熱帯魚は種類毎に管理を変えるのが理想的
イチゴも同じで、別の品種を同じ管理でするのは好ましくないのダヨ
ま、コレだと熱帯魚マニアにしか解んないだろうから、犬で例えようかネ
犬となると…ドーベルマンとチワワを同じ環境・同じ餌・同じ運動量で飼育出来るカナ?と言うコトだぁね
飼ってる人に聞けば分かると思うケド…ドーベルマンの散歩は自転車で行う位じゃないとストレスで噛みつかれる程^^;
給餌に関しても、子犬~成犬~老犬ですら餌を変えるのは栄養バランスを考えてのコト
小型の室内犬と大型の軍用犬(警察犬)を同じ管理で飼うのが理想的なのか…そうで無いのは火を見るよりも明らかダヨ
待てよ、犬より猫派には伝わらないか(アタシはどっちも好きだが)
ならばお茶で言おうか ^^) _旦~~
緑茶・紅茶・中国茶と色々あるが、どれも同じつぎ方で良いか…当然ノーだ
緑茶は不発酵茶、紅茶は発酵茶、中国茶は色々だがウーロン茶なんかは半発酵茶ダネ
茶の世界は調べると奥が深いんで割愛するケド…それぞれ最適な温度が違うし、蒸らしにも違いがある
(ま、だから緑茶の器には1度余分に冷やす湯冷ましがあったりするんだけどナ)
と、面倒な説明はこんな所にしとくかねぇ
結局のトコ言いたいのは…同じように見えるものでも最良の扱いは異なる、ってコトだぁね
まぁ、別にアタシは他者を貶す意図なんぞ無いがネ
複数品種をやりたきゃそれはそれでいいからナ
アタシは1種でも改善する要素が多いからせんがね…程度の考えダヨ
ただまぁ、やたらに品種を気にするのは得策ではないねぇ
ぶっちゃけイチゴの大きさ・味の殆どは管理者次第だからナ(笑)
後は日にちが経っていないコト、スーパーで見る他県産ので美味しそうなの見た事無いもん^^;
メディアや東京のお店に売り込んで、イチゴと言ったら○○みたいに印象操作した福岡県の販売戦略は見事だが…
正直なとこ、上記の出荷品なんかを見てるとイチゴ自体の評価を下げる結果に繋がってやしないか?と考えてしまうヨ(- -;
あ、アタシは章姫のみだけど…今年は1番~2番の頂果がこんな事になりまして
流石に油性ペンよりは短いケド、余裕の80mmオーバー
大きいのは実測90mm近かったんだけど、このノギスだと見づらいな;
重さは1粒で80g↑…もっとデカイのも普通にあったから驚きダヨ
(以前のデータを見るに、長さ80mm・幅55mmできちんと紡錘形だと重さが80gを超えてくる模様)
12月~1月の1番花・2番花で頂果にコレが着いていたケド、さすがに3番花からは普段の特大サイズに戻ったねぇ
ぶっちゃけ、現在はもっと小さいサイズが多いんで悪しからず(- -;
と言う具合に、別に品種を気にする事は無いんだよね…管理者の知識と熱は気にするべきだけどサ^^;
さて、長くなったし今日はこの辺で終わっとこうかね
そんではノシ